ほぼひとりごと 2021年7月30日(金)

ATMと公衆電話

(写真は、京王新線新宿駅構内で見つけたみずほ銀行のATMと公衆電話。見慣れた風景です)

公衆電話は電話が創業した明治時代からあったはずですが、ATMや自動販売機の歴史は昭和の高度成長期になってから。それまでは、銀行の窓口や、駅の出札などでの有人サービスが当たり前でした。

公衆電話も急激に増えて行ったのは、電話そのものが増加していった高度成長期になってということではATMや自動販売機と同じような経緯をたどっていたのだと思います。そんなに昔ではありません。

街角の風景として、普通に見られた公衆電話とATMとの並びですが、どちらも、役割のピークを終えてしまったようです。公衆電話はすでに激減し、ATMの台数も少しづつ減少し始めているようです。

災害時などで、一般の電話や、携帯電話がかかりにくくなった時、公衆電話は優先的につながる回線を使っているので、ずっとかかりやすくなります。公共性という意味では全廃してしまうことはできません。

ATMの方も、電子マネーや電子決裁で、現金を持ち歩く必要が少なくなっているとは言え、何かの時には現金頼りになることもあります。電子決裁が機能しない状態に陥ると手も足も出なくなる恐れがあります。

人件費や人出不足などを考えると、減少していくペースはますます早くなると思います。キャッシュレス、チケットレスの動きは速く、どこの駅にもあったJRのみどりの窓口も次々に閉鎖されています。

どこにでもあった公衆電話とATMの並び、あらためて、気がついたのは、実は意外に少なくなっているみたいです。いつの間にか、このような風景に希少価値になっているのかも知れません。

#ATM #公衆電話 #自動販売機

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