Teal プロジェクト 第21回 2019年7月29日(月)

【うまく行かなかった原因を想定】

(大企業だから出来ないことがあります)

・ネットサービスなど、新時代のビジネスは大手企業だから、得意ということはなく弾力的で、小回りの利いた方式でないと競争は無理

・早め、早めの方針修正、時流にあったキャッチアップを繰り返すことで、目的は大事にしても、手段にはこだわらない。

(市場に受け入れられる)

・市場の動向に右往左往し、微修正を繰り返すことで、なぜ、市場に受け入れられないかという根本的なところに考えが至らない

・昔のネームバリューに拘り、どのような使われ方をし、どこが不便か、どこが受けているかなどを考えない。

・全体に不振だと、抽象的な議論に陥り勝ちで、売っているスタッフ、売っていないスタッフの行動や、販売方法、アフターケアなど、現実に起こっていることを詳細に分析していないため、対策が的外れになる。(⇒下手をするとユーザーのせいにしてしまうが、やっていないので、効果は絶大かも知れないという期待は持てる)

・市場に受け入れられなくても、やめることが出来ないという思い込みが前提になっているので、誰も見向きしない仕事や議論が延々と続くことになる。(⇒ネット版タウンページ、紙版タウンページという発想から、同じデータベースをいろいろなメディアに提供するという土台活用型発想に立つことで、あい路から脱出できるかもしれない)

市場にくらべ、売れない、脱落が多いなど、負の事象が出ていることを、発想転換のチャンスと考え、効率化と商品力アップを同時に実現できることがあるかも知れないと考えることで、次につながる可能性が出てくると思います。

Teal プロジェクト 第20回 2019年7月22日(月)

【提案編(楽しくなければ仕事じゃない②)】

(発想の転換をするチャンスが到来しました)

・失敗は成功の基ではありませんが、定期的に失敗することを前提に、定期的なプロジェクトレビューを行うことで、市場や環境の変化を取り入れることが可能となり、発想を転換するチャンスになります。

・粘り強く、言い続ける、やり続けることに価値のある事項(基本方針やビジョンなど)と、状況に応じて弾力に対応した方が良い、方法論やロードマップとをきちんと切り分け、ゴッチャにしない。

(悲観的な想定を大事にします)

・楽観的な計画だけで前進するだけでなく、敗北主義に陥らないようにしつつ、目標を実現するために必要な悲観的な想定をする場を必ず準備し、その結果を尊重し、関係者で共有します。

・多角的な悲観的想定を行ったあとは、いつでも、立ち止まり、修正できるという気持ちで楽観的に対応し、悲観的な想定をクリアしている限りは詳細の報告を求めないと宣言します。

(経営者の責任をはっきりさせます)

・現場の仕事の最終責任は、経営者(経営層)が取るということを明確にし、チームメンバーと同様に情報を共有していくことで、フロントとの信頼関係を強固にします。

・放ったらかしにしないということ、干渉しすぎないことが何より大切だと思います。ここも、迷子になったプロジェクトへの提案②とほぼ同じです。

Teal プロジェクト 第19回 2019年7月15日(月)

【提案編(楽しくなければ仕事じゃない①)】

(聞き出した悩みを共有する)

・みなさんが同じような悩みを持っているということに気づくことで、心の負担が軽くなります。SNSを活用した共有にしたいと思っています。

(課題の断捨離をします)

・みなさんが課題だと認識している事項をオープンにすることで、その中で、即やめても良い事項、変革できる事項などについて、現場(フロント)の権限と責任で、やめることにします。

・やめたあとの状況を共有していくことで、やめること、変えることによる弊害を即取り除き、修正できるようにします。

(細かな断捨離がひと段落したあと、職場の再評価をします)

・積極的にプラス面を出し、さらに良くするにはどうしたら良いかをディスカッションし、チームリーダーが取りまとめます。

・職場のミッションを振り返り、その後の環境変化、プロジェクトの進捗(遅滞)状況を分析し、スタートラインをリセットし、ロードマップ、プロセスを再設定した上で、みなさんで共有します。

・迷子になったプロジェクト提案とほぼ同じです。

Teal プロジェクト 第18回 2019年7月8日(月)

【実例編(楽しくなければ仕事じゃない③)】

(楽しくなると生産性が上がります)

・ワイワイガヤガヤしている職場は、タイミング良く打ち合わせや意見照会が可能になり、サポートすることが容易になるので、仕事が捗ります。

・きめ細かなPDCAを回すことが可能になります。

(情報共有は万能です)

・上意下達ではなく、相互に情報共有を行うことで、小さな疑問解消や、方向修正のスピードアップが可能になります。SNSを使うことで、より一層効果的な情報共有やアドバイスが出来るようになります。

(職場に余裕が生じます)

・暗い職場にありがちな、追い詰められたような雰囲気が払しょくされ、余裕を持って仕事をすることが可能になります。

・夢物語的なところがありますが、自らの経験でも、楽しい職場の効果は絶大だと思っています。問題は、これをどう実現していくかです。

Teal プロジェクト 第17回 2019年7月1日(月)

【実例編(楽しくなければ仕事じゃない②)】

(昔は人がたくさんいました)

・人口増による、市場拡大が可能だった時期のオフィスには、お茶くみとか、メール担当とか、専門の庶務仕事を担当する人がいました。

・その後、仕事のプロセスをそのままに、自分でやることになったため、却って、能率が落ちる結果になったとも想定されます。

(右肩上がりのトレンドの中で、ポストが増えました)

・右肩上がりのトレンドの中で、成長を前提にして組織も肥大化し、ポストが増え、階層が重層化しました。

・IT化や、お茶くみなどのいらないプロセスの中で、伝言型管理職の必要性が変化しましたが、抜本的な変化を行わなかったため、管理が煩瑣になるだけでした。

(終身雇用、年功序列の弊害もありました)

・就職ではなく、就社なので、組織内で満足感を得るためには、部長もどきや、課長もどきあるいは、部長②や課長②を作らざるを得ませんでした。

・そのため、単純業務を非正規社員にしたことから、階層がますます形骸化をすることになってしまいました。

昔でも、楽しくない職場や、手戻りの多い職場があったのが、ますます、ややこしいことになっていると考えます。