(再挑戦は可能か)
年長者は、経験があり、自分のアドバイスは聞くべきだと思ってしまいます。上のポジションを経験すればするほど、自分に自信を持つことになります。
忖度をしてくれる人がまわりにいると、知らず知らずのうちにお山の大将状態に身を任せた方がラクだと思ってしまいます。自他ともに、何度もそんな経験をしました。
自分では気がつきません。助言をしてくれる人がいても、素直に聞けないどころか、反発を覚え、その人を遠ざけるか、アドバイスになるような話を聞かなくなります。
相談されたアイディアを肯定しなかった時に、議論を受け付けないというサインを出していたのかも知れません。自分では戒めていますが、上から目線だったのでしょう。
組織を離れて一年経ちました。当たり前のことですが、組織に属していた43年間を利用しないと何もで始まらないということをあらためて痛感しています。
などと、愚痴を言っていても仕方ありません。肯定しないままに、消してしまったアイディアや、工夫すれば、ものになったアイディアを思い出すことにしたいと思っています。
再挑戦できるかどうかはわかりません。リスクを取ったこともなく、若い人の意見を聞くようで尊重していなかったということを自分で認識しました。