自分(の仕事)史 2021年7月5日(月)

ニューヨークへ

(写真は、現在、JAL便が到着しているJFKターミナル1。1996年の時は別のターミナルでした)

辞令が出るまでには、少し時間がかかりました。前任者の異動先との関係もあり、NTTアメリカの副社長としてニューヨークに行くことになりました。主な仕事はリエゾン業務と調査業務でした。

ニューヨーク勤務が決まってから、ベルリッツの個人教授に通いました。大して英語が出来もしないのに、これで役に立つのかなというカリキュラムと思い、あまり真剣に学習しませんでした。

ニューヨークで実際に使われている英語に接した時、実感することは出来ましたが、英語で十分コミュニケーションが出来るわけではありません。笑い話のような失敗談が山ほどあり、自信喪失しました。

赴任する前、すでにNTTアメリカで数年間勤務している後輩から、マンハッタンの対岸にあるニュージャージーのヤオハンのチラシをもらったり、ニューヨーク便利帳を教えてもらったりしました。

おしゃべりは英語が上達する必要条件だとか、行くことでブラックボックスがなくなるなどと先輩や友人から言われ、背中を押してもらいました。その通りだったと思っています。今でも感謝しています。

入社して20年、管理職としての仕事も経験し、自信を持って仕事をしていたつもりでしたが、ニューヨークではほとんどすべての経験がリセットです。海外生活ができるかどうか、不安でたまりませんでした。

ニューヨークは今まで4回行ったことがありました。笑顔で挨拶をしてくれた、入国手続きや税関検査などの担当官が一層大きく、威圧的に見えました。予約したホテルまでたどり着くまで不安なままでした。

#ニューヨーク #英語学習 #赴任準備