ほぼひとりごと 2021年7月17日(土)

二年ぶり

(写真は、二年ぶりに組み立てられた蟷螂山。毎年7月17日に行われる巡行は今年も中止です)

数年前まで、祇園祭は名前を知っているだけで、葵祭や時代祭とどう違うのかも理解していませんでした。思いがけず、祇園祭山鉾連合会や、蟷螂山の財団の人と知り合いになり、ご縁が出来ました。

昨年からは、観客の密集を避けるということで、巡行が中止になっています。2019年の巡行の時、蟷螂山は一番くじで、先頭で巡行することになっている長刀鉾の次で、目立っていました。

巡行のなかった昨年もくじ引きだけは行われ、続けて一番くじだったのですが、今年は12番くじだったそうです。来年こそ、巡行が復活してほしいという関係者と観客の願いが叶うと良いと思っています。

蟷螂山は、動くかまきりの仕掛けに特徴があります。ふだんは、かまきりがおみくじを運ぶような趣向も用意され、人気がありました。山は建てられたものの、おみくじは今年も中止になっていました。

祇園祭の趣旨は疫病退散、去年は粽を買うのも難しかったのですが、今年は二年ぶりに建てられた山の横で売っていました。すべての山が建てられたわけでもないのですが、ホッとした気持ちになります。

東京から出かけて行って良いものか、迷いましたが、大阪での用事にあわせ、蟷螂山を訪ねることにしました。アルコールで消毒し、マスクをつけ、ディスタンスをとって話をすることが出来ました。

話をしている間に、晴れたり曇りだった空の様子が急に変わり、雷と豪雨で歩けないほどになりましたが、そんなに長い時間ではなく、また陽射しが戻ったことで、疫病退散のご利益をより一層実感しました。

#祇園祭 #蟷螂山 #疫病退散