チップで悩む
(写真は、マンハッタンセカンドアベニュー沿いの飲食店。チップが要らないのはファストフードかデリくらいでした)
JFK空港からタクシーはクイーンズからブルックリンをかすめて走ります。イーストリバーの下を通るミッドタウントンネルを抜けると、マンハッタンのミッドタウンの喧騒が目の前に飛び込んで来ます。
JFK空港からマンハッタンへのタクシー料金は定額になっています。当時は38ドルだと記憶しています。ただし、ミッドタウントンネルの通行料金と15%くらいのチップを加えて支払わなければなりません。
たまに、日本から来た人が、タクシーやレストラン、ホテルのチップを払わなかったとか、値切ったと自慢するのを聞きましたが、こちらの給与はチップ込みです。郷に入っては郷に従うようお願いしました。
しばらく経って、日本食レストランの従業員に聞いたのですが、固定給はなく、チップだけで生活しているとのことでしたが、チップはチーフがまとめて管理し、スタッフに分配するという仕組みだということでした。
日本食レストランだけでなく、他のレストランも、ホテルも似たような仕組みだったと思います。バスの運転席にもチップサンキューという箱がもありましたが、さすがにみんな払ってはいませんでした。
タクシーの場合は、料金に含めてチップを払いますが、ホテルやボーイなどには、1ドル札で支払います。キャッシュレスが普及した今でも、1ドル札を持っていないとチップを払う時、困ることになります。
足りなくて文句を言われたり、払いすぎてしまったということもありました。郵便や新聞配達、アパートの管理人などにも、年一回ですがクリスマスギフトを支払いました。最後までチップには悩みました。
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