ほぼひとりごと 2021年7月22日(木)

東京駅八重洲口

(写真は、東京駅八重洲口の深川車庫行のバス停。あと二つバス停があります)

東京駅から発車するバスは、八重洲口、丸ノ内口とも、ほとんどが山手線の外側に向かう路線です。途中、晴海のトリトンや豊洲など、高層ビル街へ通勤する人たちの足としての役割も果たしています。

こどものころ、地下鉄が銀座線と丸ノ内線だけで、都電も走っていたころのバス路線網は今よりもずっと緻密で、走っている本数も多く、渋滞も激しかったので、到着時間がなかなか読めませんでした。

東京駅八重洲口からも、渋谷などの山手線の駅を越え、等々力や幡ヶ谷行の都営と東急バスが走っていました。名残りの路線が、新橋渋谷間、渋谷等々力間、渋谷東北沢間に残っています。

時間がかかっても、郊外から乗り換えなしに東京都心まで行けるので、便利でしたが、渋滞が激しくなり、地下鉄が出来たりして、次第に本数が減り、そのうち、途中で系統分離されてしまいました。

そのころの、東京駅八重洲口の主役は都内のバス路線でしたが、今は高速バスが主役になり、系統の減った都内のバス路線は、屋根こそありますが、片隅に間借りしているような感じです。

東京駅にも、バスタ新宿のようなバスターミナルが出来て、高速バスはそちらから発車するということなので、東京駅八重洲口の風景も変わるようですが、深川車庫行は駅前から発車してほしいものです。

昔ほどの渋滞がないのと、バス運行システムなどのおかげで、定時に来ることが多くなった都内のバス。バリアフリーで使えるメリットをこれまで以上に活かし、都内移動の主役を続けてほしいと思っています。

#東京駅八重洲口 #都営バス #深川車庫

ほぼひとりごと 2021年7月21日(水)

天使突抜

(写真は、東中筋通りで見つけた住居表示。ローマ字があるので読めましたが長い住所でした)

京都の住所の特徴は、上るとか下る、入るなど方角がわかるようになっていることだと思っていたのですが、それは通称、つまり、呼び名なので、住民登録上の住所はまた別だということを教えてもらいました。

京都の人がいつも使っているのは通称なので、住民票をもらう時に戸惑ったという笑い話もあるようです。それでも、住居表示変更後、おおざっぱな住所になった東京より、ずっとわかりやすそうに思います。

京都駅から、京都中心部に向かって、狭い筋を歩くと、ところどころにお寺や史跡があり、歩くだけで十分観光が出来ます。このような場所は、金沢や鎌倉のそうですが、やはり京都が一番だと思います。

左右を見ながら、東中筋通を歩くと、古い町家あとに建設中のホテルがあって、がっくりもしましたが、五条通の手前で見つけた、写真の住所には驚きました。まず、長さが信じられませんでした。

便利なネット情報で、町名の由来などは、ある程度は理解できましたが、このような住所を使い続けている京都のみなさんを尊敬します。通称が主役になっている方式だから、可能なのかも知れません。

間口に応じて課税をするので、間口を狭く、奥行きの長い京町家が出来たという話や、贅沢をしていないように見せるため、着物の裏地に凝るなどと同じ、マルチスタンダードの発想なのかも知れません。

外の人にはハテナと思われても、住んでいる人たちにとって、なじみがあり、わかりやすければ良いということかなと勝手に想像しました。応仁の乱があろうが、江戸幕府が瓦解しようが京都は京都です。

#天使突抜 #京都の住所 #東中筋

ほぼひとりごと 2021年7月20日(火)

白山そば

(写真は、しばらく前に撮った、金沢駅構内の立ち食いそば店、白山そばです)

東京はそば文化で黒いつゆ。関西から来た人が黒いつゆのうどんが出てくるとびっくりしてしまうようです。名古屋駅のホームではできしめんが目立ち、関西以西はつゆの色の薄いうどんが主役です。

西日本にも、福井の今庄そばや、島根の出雲そばなど、日本海側には名物になっているおそばがあります。日本海側ではありませんが、京都の四条大橋のそばに、にしんそばで有名な松葉があります。

西日本のおそばのつゆは東京や関東以東のような黒いのではなく、澄んだつゆですが、金沢駅構内の白山そばはやや甘く、讃岐うどんとは違います。どちらかと言うと、大阪うどんに近いようです。

すでに閉店してしまいましたが、蒲田駅構内のめん亭は、おそばでも澄んだつゆでした。白山そばほどは甘くありません。柚子の香りが特徴でした。成田空港に行く途中に下車して食べたこともありました。

北陸新幹線が出来る前、ほくほく線経由のはくたかで越後湯沢駅乗り換えで行っていたころに発見しました。今は、結構立派になっていますが、以前は、待合室の中にあった小さな店でした。

金沢らしいのは、白エビかき揚げがあることです。蒲田のめん亭のかき揚げには桜エビが入っていたのも何かの縁だったのかも知れません。揚げたてではありませんが、十分に美味しいです。

それと、能登牛はどこにあるのかなと思うものの、時間が経っても美味しい能登牛コロッケをトッピングします。金沢に行く楽しみのひとつが白山そば、本格加賀料理に負けていないと思っています。

#白山そば #そばとうどん #白エビかき揚げ

自分(の仕事)史 2021年7月19日(月)

チップで悩む

(写真は、マンハッタンセカンドアベニュー沿いの飲食店。チップが要らないのはファストフードかデリくらいでした)

JFK空港からタクシーはクイーンズからブルックリンをかすめて走ります。イーストリバーの下を通るミッドタウントンネルを抜けると、マンハッタンのミッドタウンの喧騒が目の前に飛び込んで来ます。

JFK空港からマンハッタンへのタクシー料金は定額になっています。当時は38ドルだと記憶しています。ただし、ミッドタウントンネルの通行料金と15%くらいのチップを加えて支払わなければなりません。

たまに、日本から来た人が、タクシーやレストラン、ホテルのチップを払わなかったとか、値切ったと自慢するのを聞きましたが、こちらの給与はチップ込みです。郷に入っては郷に従うようお願いしました。

しばらく経って、日本食レストランの従業員に聞いたのですが、固定給はなく、チップだけで生活しているとのことでしたが、チップはチーフがまとめて管理し、スタッフに分配するという仕組みだということでした。

日本食レストランだけでなく、他のレストランも、ホテルも似たような仕組みだったと思います。バスの運転席にもチップサンキューという箱がもありましたが、さすがにみんな払ってはいませんでした。

タクシーの場合は、料金に含めてチップを払いますが、ホテルやボーイなどには、1ドル札で支払います。キャッシュレスが普及した今でも、1ドル札を持っていないとチップを払う時、困ることになります。

足りなくて文句を言われたり、払いすぎてしまったということもありました。郵便や新聞配達、アパートの管理人などにも、年一回ですがクリスマスギフトを支払いました。最後までチップには悩みました。

#チップ #郷に入っては郷に従え #マンハッタン

一週間(7月11日(日)~7月17日(土))

週刊日記

日曜日は4週間に一回行っている床屋さんに行きました。40年ほど前から通っていますが、担当者は二人目。座っただけで、注文する必要はありません。黙っていても、いつも同じような仕上がりにしてくれます。

リタイアしたら、4週間ごとを5週間ごとか6週間ごとにしようかなとも思いましたが、ちょうど鬱陶しくなるのが4週間目の中盤、体調が悪い時など、5週間にしましたが、最後の数日は不快な日が続くことになりました。

月曜日には、応援している健康ソリューション会社のお客さまを訪問しました。その中で、従業員の健康とサステナビリティやコンプライアンスとの関係の大切さなどを話しました。確かに良い視点だと思いました。

従業員を大切にすることは、企業や組織がまず努力することだと思っています。従業員を大切にしない会社が、社会に役立つことなど、決してできないと思います。健康ソリューション会社を応援する意義だと思いました。

数年前に縁が出来た祇園祭の蟷螂山が二年ぶりに山を建てるということで、水曜日から大阪に出かけました。この時期、大丈夫かなとも思いましたが、密にならないよう、気をつけて出かけることにしました。

会社関係のあいさつとか、旧知の大学教授とも会ったので、久しぶりにスーツを着て、ネクタイを締めました。ラクなふだん着が一番ですが、たまには、きちんとした服装も悪くありません。姿勢も良くなります。

足指の痛みもほぼ消えたので、散歩を楽しむことも出来ました。土曜日には東京も大阪も梅雨が明け、熱中症にならないよう気をつけなければいけない季節になりました。早速、猛暑日の洗礼を受けました。

ほぼひとりごと 2021年7月18日(日)

下から見上げる

(写真は、建設中のビルを下から見上げたもの。外観はそろそろ完成しそうです)

不器用なので、こどものころに買ったプラモデルが完成したことはあまりありません。数学は好きで、比較的得意でしたが、理科、特に生物は苦手だったので、選んだコースは自然と文系になりました。

ということで、建築や土木の専門家や、模型をきちんと作れる人を尊敬しています。古今東西の歴史的な建物や橋などをどうやって作ったのか、皆目見当がつかない分、感激して鑑賞することができます。

最近、新宿や渋谷の上空が、羽田空港へ着陸する飛行機のコースになったので、空を見上げる機会が増えました。転倒しないようにバランスをとって見上げるのは、そんなに簡単ではありません。

この間、建設中の高層ビルを下から見上げました。そろそろ、最上階にあるクレーンが解体されるかなという最終段階に入っているようでした。見上げることでビルの高さを余計に実感できました。

それにしても、こんな大きな建物を企画、設計し、建設することが出来るのは素晴らしいことだと思います。想像力と創造力がかけ算になっているような気がしました。階数はわかりませんが、大きなビルです。

たまには、下から見上げるのも悪くはないなと思います。空や飛行機だけでなく、視点を変えて見上げると、高層ビルもそれまでとは全く違った風景があらわれることに気づくことがありそうです。

高層ビルを建てる計画があちこちにあり、来年以降も次から次へと着手されそうです。懐かしいビルのある風景がなくなるのは寂しい限りですが、新しい風景が見られるのは少しばかり楽しみです。

#高層ビル #プラモデル #見上げる

ほぼひとりごと 2021年7月17日(土)

二年ぶり

(写真は、二年ぶりに組み立てられた蟷螂山。毎年7月17日に行われる巡行は今年も中止です)

数年前まで、祇園祭は名前を知っているだけで、葵祭や時代祭とどう違うのかも理解していませんでした。思いがけず、祇園祭山鉾連合会や、蟷螂山の財団の人と知り合いになり、ご縁が出来ました。

昨年からは、観客の密集を避けるということで、巡行が中止になっています。2019年の巡行の時、蟷螂山は一番くじで、先頭で巡行することになっている長刀鉾の次で、目立っていました。

巡行のなかった昨年もくじ引きだけは行われ、続けて一番くじだったのですが、今年は12番くじだったそうです。来年こそ、巡行が復活してほしいという関係者と観客の願いが叶うと良いと思っています。

蟷螂山は、動くかまきりの仕掛けに特徴があります。ふだんは、かまきりがおみくじを運ぶような趣向も用意され、人気がありました。山は建てられたものの、おみくじは今年も中止になっていました。

祇園祭の趣旨は疫病退散、去年は粽を買うのも難しかったのですが、今年は二年ぶりに建てられた山の横で売っていました。すべての山が建てられたわけでもないのですが、ホッとした気持ちになります。

東京から出かけて行って良いものか、迷いましたが、大阪での用事にあわせ、蟷螂山を訪ねることにしました。アルコールで消毒し、マスクをつけ、ディスタンスをとって話をすることが出来ました。

話をしている間に、晴れたり曇りだった空の様子が急に変わり、雷と豪雨で歩けないほどになりましたが、そんなに長い時間ではなく、また陽射しが戻ったことで、疫病退散のご利益をより一層実感しました。

#祇園祭 #蟷螂山 #疫病退散

ほぼひとりごと 2021年7月16日(金)

秋葉原駅

(写真は、秋葉原駅3階にある総武線各駅停車の千葉方面ホームです)

山手線・京浜東北線と総武線各駅停車が十字に交差している乗換駅秋葉原は、3階建てになっています。Wikipediaによると、完成したのは約90年前。総武線の両国お茶の水間が開通した時だそうです。

電気街や昭和通りに出られる一階は、秋葉原駅のコンコースになっています。エキナカの飲食店なども出来ていますが、広くて歩きやすいので、人の流れと行違うのもそんなに大変なことではありません。

2階が山手線・京浜東北線のホームです。1階に下りる階段や、3階に上がる階段があるので、少し狭い部分もあります。昔作った立派な設備なので、バリアフリー設備が足りないのが残念です。

2階のホームの横には、品川行の常磐線特急ひたちや東海道線列車も走る上野東北ラインの線路が並行しています。上野駅を出た、東北・上越・北陸新幹線の列車も、このあたりでトンネルから出てきます。

3階にある総武線各駅停車のホームは、千葉方面、お茶の水方面ともに広く、1階までほぼ直通のエスカレーターもあり、改札口に出る方が、2階の山手線・京浜東北線ホームとの行き来よりラクです。

3階ホームには、今は珍しくなった牛乳スタンドがあります。普通の牛乳だけでなく、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳などが銭湯のように、昔懐かしいビンが売られています。ついつい飲みたくなります。

約90年前に、こんな立派なホームを作った先見の明が大したものだと思います。ダイヤが乱れた時や深夜帯で本数が少なくなると、それでも満杯になりますが、隣の狭いお茶の水駅のホームとは大違いです。

#秋葉原駅 #総武線各駅停車 #牛乳スタンド

ほぼひとりごと 2021年7月15日(木)

初台スーパー百貨店

(写真は、初台駅から山手通りの間にある初台スーパー百貨店。昭和のまま、今のところ、健在でした)

しばらく前、東急バスから京王バスになった、初台駅と渋谷駅間のバス路線。昔は結構頻繁に運行されていましたが、この間から週に1本だけになっています。路線免許維持のためだけに運行しているみたいです。

京王新線が開通し、山手通りのバス路線もあるので、不便ではありません。利用者が減少して本数が減少し、使いにくくなってますます利用者が減少するという悪循環、都市部も地方でも同じ現象です。

渋谷行のバスが通っていた、山手通りに向かって一方通行の初台商店街は、マンションやオフィスが増えることで、住民や勤め人も増え、人通りもあり、飲食店も多く、商店街として元気に成り立っています。

しゃれたフランス料理店や、スターバックスの新業態店ネイバーフッドなどが開店したこともありましたが、長続きしませんでした。潜在需要はあると思うのですが、ミスマッチだったのだと思います。

山手通りに向かって坂道になるあたりに、初台スーパー百貨店があります。20年近く前、代々木に引っ越して来た時と同じような店構えでした。昔ほどの賑わいはありませんが、ホッとしました。

郊外のような大規模スーパーやショッピングセンターはありませんが、歩いていけるところに、駐車場もあるOK初台店がありますが、肉魚野菜など生鮮食品は初台スーパー百貨店でも売っていました。

初台スーパー百貨店が健在なところが初台の魅力なのかも知れません。歩ける距離の代々木八幡や代々木上原まで行くとガラッとイメージが変わり、時代の先端を行くようなおしゃれなお店が増えます。

#初台駅 #元代々木 #商店街

ほぼひとりごと 2021年7月14日(水)

散歩コース

(写真は、千駄ヶ谷駅(国立競技場前駅)から撮った国立競技場沿いの神宮外苑の通り。立入禁止になっています)

散歩コースが立入禁止になりました。千駄ヶ谷駅から少し先のところでブロックされています。一般は無観客開催になったので、当初予定した人の流れにはならないので、変更があるかも知れません。

千駄ヶ谷駅から、神宮外苑の通りを使って、三井ガーデンホテルプレミアやスケートリンク、信濃町駅には行けません。ここのところ、このあたりの散歩をしていなかったので、この日、初めて知りました。

国立競技場改築と神宮外苑自体の改装のため、廃止された霞ヶ丘団地や、閉店したちゃんぽんの水明亭などを考えると複雑な気持ちになります。観客ありを前提とした、交通規制が予定通りスタートしました。

ここのところ、思い通りにならないと強権を発動するぞという話が増えているように思います。成田空港や虎ノ門の環状2号線のように長い間完成しない公共プロジェクトがたくさんあるのも確かです。

国立競技場だけでなく、すでに多くの施設が建設されました。同時に至るところで、街づくりという名目で、建設計画が加速し始めています。50年しか経っていない建物が壊される計画が続々出ています。

緑化とか、SDGsとか、国や地方自治体、企業もアピールしていますが、建設や計画のジャマになった緑は気軽に伐採しています。せっかく残った都心の緑、神宮外苑を大事にしたいと思います。

立入禁止が全面的に解除されるのは、少しは涼しくなる、9月になってから。夏の間は、新しい散歩コースを開拓できる良いチャンスだと思うようにしています。新しい発見を楽しみにしています。

#神宮外苑 #立入禁止 #散歩コース