ほぼひとりごと 2021年7月11日(日)

松陰神社前商店街

(写真は、東急世田谷線松陰神社前駅の踏切から撮った、松陰神社前商店街です)

子供の時、山口県萩市の松陰神社が本家だと知りませんでした。地元の氏神様ではないことや、境内で子供が遊べないとか、お祭りも予告もなく、一日だけで縁日も出ないなど、なじみの薄い神社でした。

松陰神社から、踏切を渡って、世田谷通りまでが松陰神社前商店街です。沿線では、三軒茶屋、下高井戸についで、賑やかな商店街だったと思います。ほとんどのことが間に合う店が軒を並べていました。

肉屋さんやクリーニング屋さんなどは、毎日のように御用聞きに来てくれていました。肉屋さんに、隣の八百屋さんから野菜を買って来てもらったこともありました。そんな時代があったのは50年以上前です。

踏切の横には本屋さん、パンも売っているお菓子屋さんと、内科のお医者さんがありました。パンを売っている精養堂は今でも残っています。内科の医者さんにもよく行って、太陽灯をあててもらいました。

出前をしてくれる食べ物屋さんも、日本そば、中華料理、うなぎ、お寿司などがあり、選び放題でした。日本そば屋の出前は自転車に乗って、片手で、曲芸のようにお盆を重ねて調子を取っていました。

たばこ屋さんの隣の和菓子屋さんでは、お饅頭やお団子など甘味のほか、かんぴょう巻やおしんこ巻などの海苔巻や稲荷ずしも置いてありました。今でもその懐かしい味を覚えているくらいです。

商店街の中に、小さなスーパー風のお店が出来たあと、近く本格的なスーパーも開店し、代替わりしたお店もたくさんありますが、昔からの店も残っている松陰神社前商店街は今でも賑やかです。

#松陰神社 #松陰神社前商店街 #御用聞き

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です