風の通り道
(写真は、日比谷公園から、日比谷・内幸町再開発が行われるエリアを撮ったもの。ここに高層ビルの壁ができるみたいです)
汐留貨物駅の再開発で建った高層ビル群で、東京湾からの風が止められ、銀座や日比谷地区が暑くなるという話題が数年前にありましたが、その後のフォローはなく、高層ビルが順調に増えています。
日比谷公園に面した、日比谷・内幸町地区も再開発計画が進んでいます。旧三井銀行本店などがあったエリアは東京ミッドタウン日比谷として開業しました。この動きが広がっていくことになります。
帝国ホテルなどを全面的に建て替える計画のイメージを見ると、日比谷公園に面して、高層ビルが壁のように建てられるみたいです。今は存在する建物の間の風の通り道が残らないように見えます。
周辺に緑が多く、風の通り道があると、都市部でも空気の流れが確保され、日陰では涼しさを感じるほどになります。東京は意外に緑も多く、高層ビルから街を見下ろすと、緑が目立っているように見えます。
日比谷・内幸町地区も、日比谷公園だけでなく、皇居や浜離宮などにある緑が目立っています。隣接する銀座には、風も抜けることができる細い路地が、あみだくじのように存在していることに気づきます。
高層ビルばかりのマンハッタンも、アベニューとストリートが碁盤のように配置されているので、風の通り道があり、暑い日でも、風さえあれば、過ごしやすくなります。もっとも、冬の風は厳しいですが。
100年以上前に基本が出来上がった丸ノ内仲通りのように、碁盤の目のように通りが交差していると風が通り抜け、心地よくなります。日比谷・内幸町地区も気持ち良く過ごせる街になってほしいと願っています。
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