ほぼひとりごと 2021年8月13日(金)

緑道の盛夏

(写真は、旧京王線と玉川上水あとに出来た緑道。遠くの日陰でハトが休んでいます)

渋谷区が熱心に取り組んでいる公園などの公共トイレのリニューアル。デザインを刷新してモダンにして、清掃頻度も増やし、安心して大事に使ってもらえるきれいなトイレ、良いアイディアだと思います。

一方で、公園そのものの改造も進んでいます。渋谷駅近くの宮下公園は、昨年の春に、MIYASHIT APARKと名前を変え、公園は4階の屋上に移り、あとはショッピングセンターとホテルになりました。

こちらの方は、木陰も減って公園という感じが薄れ、やり過ぎではないかと思ってしまいます。路上と地上を通っていた京王線と玉川上水の上が緑道になって約60年、リニューアルの計画があるようです。

緑道沿いに植えられた桜並木の桜も見事です。夏の木陰には、涼しい風も吹きます。ところどころにベンチや、あずまや(四阿)や児童遊具などがありますが、気持ち良い静かな緑道になっています。

東日本大震災後の節電で、街路灯が消えた時には、暗くなってから歩くのが怖いほどでした。下を通る、京王線の電車の音が聞こえると安心しました。京王新線は甲州街道の下を通っています。

緑道改造計画のイメージでは、より多くの人が楽しめるよう、カフェなどのお店や施設も作りたいということを考えているようです。MIYASHITA PARKほどではないと思いますが、少しばかり心配になります。

日常の生活で通ることを考えると、木陰で休むハトだけが見える、盛夏の静かな緑道はこのままで良いのではと思ってしまいます。尖ったアイディアだけが現実にならないよう、願いたいと思っています。

#旧京王線 #玉川上水 #緑道改造計画