ほぼひとりごと 2021年8月18日(水)

線路が続かない

(写真は、新幹線が停まるまでは磐城西郷駅だった新白河駅の在来線ホーム。線路がつながっていません)

しばらく前、仙台から在来線だけで東京に帰りました。郡山から乗った電車は新白河駅止まり。以前は交流と直流の分岐点、黒磯駅まで行ったのですが、最近はほとんどが新白河駅乗り換えになっています。

新幹線が増え、線路がぶつ切りになった在来線があちこちで発生しています。相互乗り入れし、運賃が高くなっただけの地域もありますが、新白河駅の乗り継ぎホームは物理的に線路が分断されました。

こどものころ、「線路は続くよどこまでも」という曲が好きでした。新幹線を引くためには、地元は在来線が不便になっても仕方ないを受け入れることになり、これからも線路が続かない地域が増えそうです。

仙台から東京へは白石、福島、郡山、新白河、黒磯、宇都宮での乗り換えが必要な場合がほとんどです。通しで乗る人が多いとは思いませんが、同じホームではなく、階段の上り下りが必要な駅もあります。

湘南新宿ライン、上野東京ライン、横須賀線・総武快速線や私鉄の相互乗り入れなど、乗り換えなしにすることで、遅れなどトラブルが広範囲化するという問題もありますが、乗り換えなしは便利です。

車両や乗務員の問題など、簡単なことではないと思いますが、ぶつ切りダイヤは乗客ファーストという感じではありません。黒磯駅で、大きな荷物を持ったお年寄りが階段を渡って、乗り換えしていました。

同じJRなのにぶつ切りになっている新白河駅を見て、全国つながっていた在来線のネットワークを、第三セクターや私鉄もふくめ、シームレス化への努力をし、社会インフラを活用してほしいと痛感しました。

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