自分(の仕事)史 2021年8月23日(月)

両替屋さん(Check Cash’d)

(写真は、15年ほど前のマンハッタンセカンドアベニューの街並み。ここにはありませんが、両替屋さん(Check Cashed)もこんな感じで並んでいました)

マンハッタンくらしが始まって数日後、国際電話が使えなくなってしまいました。日本同様、街中に電話局窓口がないので、おそるおそる電話会社に電話をかけ、慣れない貧しい英語力を総動員して説明をしました。

行きつ戻りつしながら粘った上、わかったのは、新規に設置した場合、国際電話や市外通話の限度額は200ドルということと、すでに限度額をオーバーしたということでした。事前に説明を受けた覚えはありません。

どうしたら良いのかと聞いたら、街の両替屋さん(Check Cash’d)に行って、使った料金を払った上、電話をしてくれたら、入金を確認の上、そのあとは、限度なしにかけられるようにするということでした。

両替屋さん(Check Cash’d)がどこにあるかわかりませんでしたが、近所で探したら、見つけることができました。しばらく行列に並び、自分の番を待ち、電話番号を言って、請求額を現金で支払いました。

あとでわかったのですが、行列は小切手で支払われた給料を現金化するためでした。銀行口座を持てない人は、月に数回ある給与支払い日に、もらった小切手を両替屋さん(Check Cash’d)で換金します。

行列の中で、スーツを着ているのは私だけでした。銀行口座のあるホワイトカラーには、両替屋さん(Check Cash’d)は関係ない存在だったようです。この経験は駐在員の間の話題としては結構受けました。

英語で電話をして問合せたり、交渉するなど、とても出来るとは思っていませんでしたが、やってみて、なんとかなりました。小さなトラブルをひとつづつ乗り越えて、マンハッタンでの生活になじみ始めました。

#両替屋さん(Check Cash‘d) #小切手 #国際電話

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です