ほぼひとりごと 2021年9月23日(木)

モニュメント

(写真は、新宿センタービル地下の壁に取り付けられている金属の台。モニュメントみたいに見えます)

新宿ビックカメラの電話機売り場が6階の端に移転しました。電話機もFAXも在庫はほとんどなく、安売り品を除けば、お取り寄せということになっていました。並んでいる種類もわずかになっています。

携帯電話やスマホで電話をするようになって、固定電話の衰退が加速してしまいましたが、電話番号を回したり、プッシュして電話をするという機会が激減し、電話できない新入社員が話題になっています。

新宿センタービルの壁にあった金属の台、かつて公衆電話が置かれていました。2011年の東日本大震災など災害が起こったころには、家庭の電話や携帯電話より通じやすいので重宝されました。

地震や鉄道事故など災害が起こった時も、つながりやすいSNSでコミュニケーションするのが当たり前になってしまいました。公衆電話を探して、電話するという電話文化も次第に消えつつあります。

さすがに、新宿駅など、公共性の高い場所や街角には、設置が義務つけられているので、公衆電話や公衆電話ボックスが残ってはいますが、使っている人を見たことはほとんどありません。

電話が簡単にひけるようになったのは1978年、テレホンカードの登場は1983年、携帯電話の普及が加速化してから20年、インターネットも急速に普及しました。時代の変化が加速しています。

新宿センタービルの壁にある金属の台を見ただけで、我々の世代は公衆電話があった跡だとすぐにわかりますが、若い世代にとっては、電話文化の遺跡、モニュメントになりつつあるように思います。

#モニュメント #公衆電話 #電話文化

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