ほぼひとりごと 2021年9月4日(土)

アテネフランセ

(写真は、ピンクの壁が目立つお茶の水のアテネフランセ。あこがれのパリへの玄関でした)

社会人になって3年目、語学研修に参加する機会をもらいました。英語が中心でしたが、フランス語の研修に通うことになり、終業後、お茶の水にあるピンクの校舎、アテネフランセに通学しました。

大学での第二外国語がフランス語だったので、文法など多少の知識はありましたが、オーディオビジュアル型で会話を中心にしたコース、確かクレディフという名前でしたが、ついていくのは大変でした。

会社から派遣されているというより、美術や音楽、料理などを学ぶために、フランスに行くという人が主流でした。全員からではありませんが、あこがれのパリへの道を習得するという熱気を感じました。

都合、2年近く通い、ほとんどが同じメンバーだったので、一緒に食事したり、当時流行っていたディスコに行ったりしました。少し毛色の違ったみなさんとの交流を十分に楽しむことが出来たと思います。

フランス語の方は、熱気が足りなかったのか、そんなに上達するということはありませんでしたが、フランス政府給費留学生の一次試験は思いがけず、合格をしました。たぶん、やさしかったのだと思います。

二次の面接は、日本語でも難しいような経済問題をフランス語で説明し、面接員と議論するという内容で、思った以上に難関でした。必死になって話をしたつもりでしたが、当然のことながら不合格でした。

その後、通産省に出向したので、アテネフランセとの縁は切れましたが、英語で話す時にも、アテネフランセでの経験が生きました。厳しい中にも、楽しく、甘酸っぱい経験のあるアテネフランセでした。

#アテネフランセ #フランス語 #語学研修