ほぼひとりごと 2021年9月9日(木)

四ツ谷大木戸

(写真は、四ツ谷大木戸(四ツ谷4丁目)交差点にある江戸時代の道標。散漫なレイアウトが良い感じです)

四ツ谷大木戸の先は内藤新宿。道標に記されている下諏訪までの道のりは山を越え、大変だったと思います。今、甲州街道は、ここで新宿御苑の下を通る立体交差のトンネルと新宿通りに分岐します。

甲州街道と交差する外苑西通りは、この先、靖国通りを越えたところまでが整備されています。いずれは先まで伸びるのでしょうが、今は富久町に出来た異様な高層マンションあたりまで通れます。

このマンション、このあたりでは突出した高さなのと、最上階あたりのデザインのせいで、遠くから目立っています。新宿区にはいくつか残っている情緒を感じさせる旧町名のイメージとは合っていません。

四ツ谷大木戸から、四ツ谷三丁目に向かう甲州街道は、四ツ谷を越え、半蔵門から皇居のお堀沿いに日比谷交差点まで、広い道が続いています。四ツ谷駅までの地下は東京丸ノ内線が走ります。

通行量の多い幹線道路ですが、路線バスも少なく、比較的静かなイメージの道路で、歩道も広く、歩きやすくなっています。これで、もう少し街路樹が豊かだったら、もっと歩きやすかったのにと思います。

甲州街道から曲がって入るいくつかの細い道には、比較的昔が残ります。靖国通りに向かって坂道を下がると、昔からの道のところどころに、新宿区が整備した史跡や坂道の説明があって楽しめます。

散漫なレイアウトで並べられている江戸時代の道標は、伊勢丹のある新宿追分交差点から、四ツ谷方面に向かって甲州街道の左側の舗道を歩いて、四ツ谷大木戸交差点に立つと、目の前に見えます。

#四ツ谷大木戸 #新宿御苑 #外苑西通り