シンガポールも候補でした
(写真は、赴任候補のひとつになったシンガポール。)
候補にあがったのは、ニューヨーク、ベトナム(ハノイかホーチミン)、シンガポールでした。当時はNTTグループが本格的に国際ビジネスに進出するという話もなく、どこでも良いなと思っていました。
当時のニューヨークは怖いというイメージが払しょくされてはいませんでした。また、アジアは、家事をメイドに頼まなければという話を聞いたこともあり、どこも100点満点ではありませんでした。
そのうち、住めば都と思えばという気持ちになってきました。積極的に主張した記憶があるわけではありませんが、候補の中で、規模が大きいニューヨークに赴任する可能性が高くなってきました。
この間も、総務担当部長として、株主総会の事務局や社長交替に関わる仕事などで忙しい日々が過ぎていきました。気がついたら、ニューヨークに決まっていたという感じだったと思います。
7年在職したポストだったので、余人を持って代え難しとも言われましたが、組織は脆弱ではありません。机を片付け、後任に引き継ぎ、みんなに行って来ますと言って、過去の人になりました。
国内での異動と違って、ビザの取得など単純に勤務地に行けば良いという具合にはなりません。スタッフがサポートしてくれますが、自分でこなさなければならないことも多く、英語と格闘しました。
一時は、本当に行けるかなと自信喪失になったこともありましたが、時間の経過につれ、本当にニューヨーク勤務になるという実感が出て来ました。顔は笑っていましたが、正直言って不安でした。
#ニューヨーク #ベトナム #シンガポール