Teal プロジェクト 第15回 2019年6月17日(月)

【提案編(迷子になったプロジェクト②】

(発想の転換をするチャンスが到来しました)

・失敗は成功の基ではありませんが、定期的に失敗することを前提に、定期的なプロジェクトレビューを行うことで、市場や環境の変化を取り入れることが可能となり、発想を転換するチャンスになります。

・粘り強く、言い続ける、やり続けることに価値のある事項(基本方針やビジョンなど)と、状況に応じて弾力に対応した方が良い、方法論やロードマップとをきちんと切り分け、ゴッチャにしない。

(悲観的な想定を大事にします)

・楽観的な計画だけで前進するだけでなく、敗北主義に陥らないようにしつつ、目標を実現するために必要な悲観的な想定をする場を必ず準備し、その結果を尊重し、関係者で共有します。

・多角的な悲観的想定を行ったあとは、いつでも、立ち止まり、修正できるという気持ちで楽観的に対応し、悲観的な想定をクリアしている限りは詳細の報告を求めないと宣言します。

(経営者の責任をはっきりさせます)

・現場の仕事の最終責任は、経営者(経営層)が取るということを明確にし、チームメンバーと同様に情報を共有していくことで、フロントとの信頼関係を強固にします。

・放ったらかしにしないということ、干渉しすぎないことが何より大切だと思います。

Teal プロジェクト 第14回 2019年6月10日(月)

【提案編(迷子になったプロジェクト①)】

(聞き出した悩みを共有する)

(ア) みなさんが同じような悩みを持っているということに気づくことで、心の負担が軽くなります。SNSを活用した共有にしたいと思っています。

(課題の断捨離をします)

(イ) みなさんが課題だと認識している事項をオープンにすることで、その中で、即やめても良い事項、変革できる事項などについて、現場(フロント)の権限と責任で、やめることにします。

(ウ) やめたあとの状況を共有していくことで、やめること、変えることによる弊害を即取り除き、修正できるようにします。

(細かな断捨離がひと段落したあと、プロジェクトの再評価をします)

(エ) 積極的にプラス面を出し、さらに良くするにはどうしたら良いかをディスカッションし、チームリーダーが取りまとめます。

(オ) プロジェクトの原点を振り返り、その後の環境変化、プロジェクトの進捗(遅滞)状況を分析し、スタートラインをリセットし、ロードマップ、プロセスを再設定した上で、みなさんで共有します。

・ここまでたどり着けば、あとは実行するだけです。情報を共有し、自分たちで決めることで、上からの天下り施策臭を除去し、自分たちのプロジェクト化します。

Teal プロジェクト 第13回 2019年6月3日(月)

【実例編(迷子になったプロジェクト③】

(責任者がいなくなりました)

・スタート時には、勢いがあっても、壁にぶつかったりすると、外からの評論家が増え、責任者だと言い切る人が見えなくなりがちです。

・120%詳細まで詰めてスタートするのではなく、ある程度見切り発車しているので、壁にぶち当たっても仕方ないのですが、無謬主義のもとでは、失点とならないように、他人のせいにしても、わが身を守りたくなります。

(現場に丸投げ状態になることもあります)

・困って、悩むのは現場。上司やリーダーに訴えても聞いてくれないし、逃げるわけにもいかないという状況になり勝ちです。

・最後の一人になりたくないという気持ちは誰でも同じですが、逃げられるかどうかは、才覚や要領、ポジションによると思われます。

(検討状態が延々と続きます)

・真の結論に近づくと、傷つけられない人が傷つくなどの理由で、議論がグルグル回りし、終わりません。

・プロジェクトは必ず、迷子になるという前提で、振り返り、リセットする機会を用意し、みなさんにも公表しておくことが、ハンドルの遊びにもなり、個人や組織が煮詰まることを少しでも回避できると思います。

Teal プロジェクト 第12回 2019年5月27日(月)

【実例編(迷子になったプロジェクト②)】

(実態に目を向ける)

・プロジェクトの進捗状況や、業績を過去数年にわたって振り返り、当初の目的の通りに進行しているか、判断できるようにします。

・多くの場合、そっとしておこうという声がどこからとなく、強まります。そんな中、気づくためには、言い続ける誰かが必要です。

(スピード感を持ちながら、必要な時間をかける)

・タウンページの場合、日常の事業運営と並行して取り組んだので、時間がかかり過ぎました。日常の運営とは別個に、関係のみなさんが納得するきっかけになるような場を用意します。

・セッションの日程と、その間の空ける時間を決め、情報を共有しながら、みなさんが考えるようになればと思います。

(悩みを聞き出す)

・簡単ではありませんが、みなさんに納得してもらい、なるべく多くのメンバーからヒアリングを行い、実際に抱えている悩みを聞き出せるようになれば、施策はスタートします。

・個人名が出てこないようにしつつ、ヒアリングの内容については、可能な限り、チームメンバーにオープンにして、共有できるようにします。(ここが腕の見せ所です)

・プロジェクトが迷子になっていることに気づき、どうにかしなければという気持ちになれば、あとはどうするかということになります。その意味では気づくまでに時間をかけ、気づいてからはスピードアップが必要だと考えます。(そうは簡単に進まないとは思いますが)

Teal プロジェクト 第11回 2019年5月20日(月)

【実例編(迷子になったプロジェクト①)】

(プロジェクトが迷子になると)

・目標を失った、あるいははっきりしない組織は、雰囲気が暗くなり、手戻りが増え、生産性が著しく低下します。

・大体において、何のためにやっているのかと聞けるような雰囲気ではありません。ひょっとすると、聞かれた方も、わからないのだと思います。

(責任者は行方不明)

・長期間にわたる重要なプロジェクトの場合、人事異動などで、いつの間にか、実質的な責任者がいなくなり、現場に責任が押し付けられてしまいます。

・仮に責任者が明確であっても、時間の経過とともに、当初の目的が不明確になり、どこに力を注いで良いかわからなくなるという事態が発生します。

(気づかなければ、問題になりません)

・気がついてしまっても、どうにもはならないと判断されると、気がついていないことにしたくなります。

・迷子になったまま、今までと同じことを延々と続けることが目的になってしまうことがあると思います。言うのは簡単ですが、気づくことは簡単ではありません。気づいたと誰かが言えるような環境を作らないと、何も始まりません。

Teal プロジェクト 第10回 2019年5月13日(月)

【プロモーション編①】

(PRのためのサイトを作成します)

(ア) 昨年来、ここで止まっています。

(個人的な知り合いに読んでもらえるようなレターを発送します)

(イ) サイトを作った上、暑中見舞いのころに、挨拶状の形態をとって、会いたいレターを発送します。

(レターを発送したあと、可能な限り、面会をします)

(ウ) コネクションをたどって、今までに会った人の連絡先を整備します。

(提案についての相談ができるところまでこぎつけます)

(エ) 焦点を絞って、営業活動を繰り返します。

(Tealプランニングを法人化します)

(オ) これらの活動を行うため、Tealプランニングを法人化します。

・閑話休題、ストーリーをまとめることによって、自分を鼓舞したいと思っています。言うは易く行うは難しです。

Teal プロジェクト 第9回 2019年5月6日(月)

【提案編(タウンページでの経験から②)】

(経営者とのディスカッション)

(ア) 当たり前のことですが、トップとのディスカッション、事前の調査のあと、トップが入ったセッションと、トップが入らないセッションを行い、中身や雰囲気を比較し、処方箋の基本を組み立てます。 “Teal プロジェクト 第9回 2019年5月6日(月)” の続きを読む

Teal プロジェクト 第8回 2019年4月29日(月)

【提案編(タウンページでの経験から①)】

(会社の置かれている状況をみなさんにオープンにする)

(ア) グループ会社だったという事情も大きいですが、事業そのものの危機だということを具体的に説明していませんでした。抽象的な厳しいを20年も続けていることで感覚がマヒしてしまったと思います。 “Teal プロジェクト 第8回 2019年4月29日(月)” の続きを読む

Teal プロジェクト 第7回 2019年4月22日(月)

【実例編(タウンページ⑤)】

(にわかに成功しなかった原因)

(ア) 幹部社員の足並みを揃えるのに時間がかかりました。長い歴史のある事業で、繁栄した時期があったこと、何人もの経営者がチャレンジをして、失敗していることなど、なかなか、信じてはもらえませんでした。 “Teal プロジェクト 第7回 2019年4月22日(月)” の続きを読む

Teal プロジェクト 第6回 2019年4月15日(月)

【実例編(タウンページ⑤)】

(にわかに成功しなかった原因)

・幹部社員の足並みを揃えるのに時間がかかりました。長い歴史のある事業で、繁栄した時期があったこと、何人もの経営者がチャレンジをして、失敗していることなど、なかなか、信じてはもらえませんでした。 “Teal プロジェクト 第6回 2019年4月15日(月)” の続きを読む