自分(の仕事)史 2021年3月8日(月)

(株主総会システム)⇒パミール館外観

上場後使っていた株主総会システム更改の際、そんなに難しいシステムではなかったので、使い勝手を中心に創意工夫をして、自前で企画・開発することにしました。

議長用には、議事進行例文の数を増やし、質問や会場の状況を見ながら、議長席のディスプレイに、瞬時に議事進行文が出るよう、スピードアップをすることにしました。

細かいところは、ほとんど覚えていませんが、出席役員席のディスプレイの能力もアップして、使い勝手も向上した上、安定性を高めました。能力的には十分なものでした。

NTT上場のあと、上場を予定していた日本たばこ、JRグループ、NTTデータ、NTTドコモや、原発がらみで出席株主が多くなっていた東電などに売ることを考えました。

総会前日のリハーサルを会場にあった同時通訳ブースから見学してもらい、そのあと、実際のシステムに触れてもらうようにしました。効果的な商談会だと思いました。

結果としては売れました。開発費は十分にまかなえる収益を得たことに加え、会場設営費や、翌年以降への継続など、NTT株主総会システムは大きな商売になりました。

総務部で収益を計上するわけにはいかなかったので、具体的な開発をマネジメントしたグループ会社ブランドで販売をしました。株主総会のおまけみたいな成果でした。