自分(の仕事)史 2021年2月22日(月)

(株主総会リハーサル)⇒パミール館

株主総会は、事前に入念なリハーサルをします。会社の会議室での3,4回と、総会前日、すでにセットされた会場でのリハーサルを行います。これも大変な仕事です。

リハーサルでは、報告事項や決議事項のチェックと、答えにくく、株主役の社員からしてもらう意地悪な質問に対し、担当役員が回答する練習を重ねることが目的です。

このころは、特殊株主と言われた、いわゆる総会屋が全盛だった時期です。株主総会専門の弁護士、警視庁捜査四課など、関連のところから指導してもらっていました。

あとに続く、日本たばこやJRグループのためにも、3公社で最初に上場したNTTには特殊株主との関係を絶つというミッションもありました。結構、大変なことでした。

高校野球みたいですが、練習で泣き、実戦で笑うことが出来るよう、リハーサルの質問は、嫌がらせのような質問ばかり用意します。担当役員は大変だったと思います。

質問者がじらしたこともあります。その時、議長(社長)が、質問もないようですのでと言って、議案を決議し、終了宣言をしてしまいました。始まって、15分くらいでした。

リハーサルなので、2時間の予定にしていました。15分で終わったため、次の準備が何も出来ていませんでした。準備までの時間稼ぎが大変だった記憶があります。

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