自分(の仕事)史 2020年5月11日(月)

(3公社5現業、特に国鉄)

国鉄、電電、専売が3公社。郵便、造幣、印刷、林野、アルコールが5現業。3公社5現業と呼ばれていました。それぞれの事業が、転機を迎えることになっていました。

特に、国鉄は、航空機やクルマとの競争が本格化し、1964年の東海道新幹線開通以後、赤字決算が続き、複雑な事情を内包した、組合問題を抱えていました。

電電公社の不祥事発覚と同じ時期にし、国鉄でも、職場規律の緩みや、いろいろな課題が山積することになり、何らかの改革がないと存続できない状態になっていました。

1964年、東海道新幹線が開通するまでは、九州や北海道はもちろん、大阪や名古屋でも、夜行列車が設定され、夜通し、列車の中で過ごすのが当たり前でした。

東海道新幹線開通で、名古屋や大阪への日帰りが当たり前になることで、10時間以上、列車に揺られるより、高くても、速い飛行機が選ばれるようになったと思います。

赤字になっても、しばらくの間、1968年の大改正や、新幹線の岡山、博多開通など、成長路線を取っていました。陰りがダイヤに反映したのは、そのあとのことでした。

行政改革の目玉はそのままでは存続が難しくなった国鉄の改革でした。電電、専売が先鞭をつけ、2年後に旧国鉄が解体され、JR7社が設立されることになりました。

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