自分(の仕事)史 2020年2月10日(月)

(計画局総括課収支調査係長になりました)

1982年になってから着任した2月初めまで、仕事始めから、収支調査係は一日も休んでいないということでした。確かに係員には余裕も会話もなく、暗い職場でした。

もともとの仕事は、当時国の予算の一環だった電電公社予算(事業計画)策定に必要な、中期的な市場予測を行い、収入や利益を予測することがミッションでした。

毎年の予算策定時期と5年に一度くらいある、計画経済的な中期経営計画を作る時だけが忙しかった職場でしたが、新総裁の号令の元、大変なことになっていました。

総裁オーダーで、民営化をふくむ、電電公社の抜本的な構造改革、機構改革に関連する仕事が加わり、国会、中央官庁も交えたエンドレスな状況になっていました。

オリベッティの電気計算機だけだった統計などの計算作業が、初期のパソコン導入を活用するための、プログラム作成作業など、あらたな業務が増えた時期でした。

もっとも、以前は手計算も動員し、一昼夜くらいもかかることがあった予測計算が、パソコンのおかげで、15分くらいまでに、演算時間が短縮できるようになりました。

アルコールはあまり飲みませんが、上司に、明日の朝には間に合わせますと言って、ある程度の時間に帰ってもらい、15分かけて計算し、飲みに行ったこともあります。