(初めてばかりの経験をしました)
1975年に就職して、導入研修に続いた15か月余りの現場実習のあと、本社実習を1年半。初めての残業を経験したり、一人前になったかなという感じになりました。
最初に覚えたのは、係の人たちのお茶くみ。自前の湯飲みや、好みを覚え、ひとりひとりに満足してもらうようになるまでが大変でしたが、後年役には立ちました。
10年以上経って、担当課長になってから、会議でお茶を用意する際、同じように入れるための工夫をしたら、入社からさほど経っていない後輩から、褒められました。
それと、朝一番の机ふき、その他にも、いわゆる雑用を当たり前のようにしました。その上、任された仕事をやらなければならないというのは容易ではありませんでした。
先輩に教わりながら、自分で覚えるようにしましたが、当然、失敗もしました。現場では後始末の面倒を見てくれましたが、本社では自分でなんとかしないといけません。
そんなこんなの本社研修のあと、現場で電話交換担当課の係長になりました。25才、同僚の係長は、母親と同い年と、6年上の女性。交換手は全員女性でした。
職場でのもめごとの調整がうまくいかなったり、課員の不倫を注意したりとか、いろいろなことがありましたが、現場の悩みも実感しました。あとになって役立つことでした。