気ままなおもいつき 2019年11月4日(月)

(日本が主役になりそうだった時代)

資源のない分、アイディアと技術で勝負しようという気概があふれていた時代だったと思います。オートフォーカスのカメラや、ウォークマンもこのころ新発売でした。

カリフォルニアのマスキー法に端を発した、自動車の排ガス規制技術も日本が先頭でクリアし、ドイツやアメリカがもたもたしている間、前進を続けることになりました。

太陽熱を利用して、海水を淡水化する技術も、日本以外ではまだまだだったと思います。UAEのアブダビに技術協力で建設し、夢を実現することになりました。

サウジアラビアから、商業大臣が来日した時、ソニーの研究所でハイビジョンの実験を内緒で見せてもらいました。信じられない高精細に目をみはりました。

国内市場は、団塊の世代が結婚し、団塊ジュニアが生まれるなど、増えていく人口や都会への労働力集中で、ますます活性化し、作れば売れるという時代でした。

ブラックのような環境での仕事でしたが、楽しく、エキサイティングな記憶がたくさん残っています。このあとのことですが、バブルにつながっていく序章だったと思います。

パックスブリタニカ、パックスアメリカーナの次はパックスジャポニカだと言われたこともあったと記憶しています。本当かなと思いましたが、結局夢で終ったようです。

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