気ままなおもいつき 2019年11月18日(月)

(いつの間にか)

独自の特殊言語や機能を使った大型コンピューターと違って、誰でもが使えるインターフェースを持つパソコンや、タブレットの世界は英語から始まることになります。

英語の問題、欧米主体のルール作り、高度成長期の成功体験が強烈な日本の慢心、冷戦終了後の、G7国以外の急速な経済成長など、いろいろなことがありました。

通産省の時は、欧米に学ぶという姿勢はありました。15年後には、ステレオタイプで、欧米は斜陽、欧米人は怠惰だときめつけて見ているように思ったことがあります。

第二次世界大戦のトラウマ、終戦後の占領時代、高度成長期の体験が、情勢分析の際の冷静さが減少し、ジャパンアズナンバーワンとその通り信じてしまいました。

単なるしろうとの感覚ですが、ジャパンアズナンバーワンの気持ち良さが続くと、いつの間にかそれが当たり前のこと、永遠の定理のように思えてきました。

ニューヨークタイムズ紙での日本関係記事の頻度や内容を見たり、店頭を眺めると、安くて、丈夫な製品を作っている国と思われているだけということを痛感しました。

2003年、日本に帰国するころには、2001年の9.11後の環境が変化し、アップルの復活、グーグル、マイクロソフト覇権がいつの間にか始まっていました。