【実例編(迷子になったプロジェクト③】
(責任者がいなくなりました)
・スタート時には、勢いがあっても、壁にぶつかったりすると、外からの評論家が増え、責任者だと言い切る人が見えなくなりがちです。
・120%詳細まで詰めてスタートするのではなく、ある程度見切り発車しているので、壁にぶち当たっても仕方ないのですが、無謬主義のもとでは、失点とならないように、他人のせいにしても、わが身を守りたくなります。
(現場に丸投げ状態になることもあります)
・困って、悩むのは現場。上司やリーダーに訴えても聞いてくれないし、逃げるわけにもいかないという状況になり勝ちです。
・最後の一人になりたくないという気持ちは誰でも同じですが、逃げられるかどうかは、才覚や要領、ポジションによると思われます。
(検討状態が延々と続きます)
・真の結論に近づくと、傷つけられない人が傷つくなどの理由で、議論がグルグル回りし、終わりません。
・プロジェクトは必ず、迷子になるという前提で、振り返り、リセットする機会を用意し、みなさんにも公表しておくことが、ハンドルの遊びにもなり、個人や組織が煮詰まることを少しでも回避できると思います。