(NTTタウンページ社長としての経験です。実例編は自分の43年余の経験です)
【実例編(タウンページでの経験①)】
(現状を振り返りました)
・読まれもしない電話帳を、年に一回、固定電話保有者に配っていた。(⇒固定電話の大幅減少により、配布先(固定電話保有)の事業所や住宅を探すだけでも大変。コストも手間もかかっていた。)
(強味は、定期的に配布していること)
・年一回配っていること、電話帳は誰でも知っているというのは強み。(⇒知っていても、使わずに置いとくだけ。(置いといてもらえることに着目))
(固定電話保有にかかわらず、全事業所、全住戸に配りました)
・固定電話を持っていない人にも配ることで、1版あたりの配達料削減と、媒体価値アップを実現できるのではと仮説を立てました。(⇒広告媒体としての価値アップと、紙メディアの価値ダウンとの競争)
・過去を振り返り、現状を直視することで、オワコンで、もうダメだと思った電話帳にも、再生する道があるのではないかという可能性に気がつきました。再生への道は険しいままですが、消滅させるのはもったいないという気にはなりました。