今週の「思いつくまま・・」2019年2月4日(月)

思い立って、北方4島が見える納沙布岬に行きました。1月末、吹雪のようだったらしい前日よりはマシだと言われましたが、それでも、昼間で零下のまま、風も強く、厳寒を感じました。日露首脳会談の行方に興味があるというより、肉眼で見えるかなという興味本位がきっかけでした。

根室からのバスは、北方4島と同じ名前の、歯舞(はぼまい)という集落を通ります。また、ロシア語表記の道路標識などもあり、複雑な気持ちになりました。東京では感じることのない、ロシア語との距離を近さを痛切に感じました。肉眼で見える歯舞諸島は、地図ではすぐそばにあります。

普通だったら、有料の双眼鏡が無料です。近さを実感させるために無料で設置をしているのかなと思いましたが、天候が少しおだやかになると、肉眼でも、ほぼはっきりと見ることができました。すぐそこという具合ではありませんが、遠くでないなと実感できます。目と鼻の先と言っても、良いくらいでした。

こんな日の午後は、ほとんど人がいません。納沙布岬の施設で働く数人のほかは、一緒にバスに乗ってやってきた人たちだけでした。全員が50分後に出発する、根室駅行のバスに乗りました。売店も営業していないので、2時間後に出発する最終便までは時間があり過ぎます。

午前中には、団体のバスが来ていたので、もう少し賑やかだったようですが、この季節、一番人が少ない時期のようです。列車で根室に着いた10分後にバスが出発したので、あまり、深く考えないで乗りました。訪ねてみて、良かったと思いました。得難い経験だと言えます。

帰りのバスも、途中の集落での乗降がほとんどなく、ほぼ同じメンバーで根室駅に戻りました。いつ着くのかなと思っていた往きにくらべ、あっという間に到着した感じでした。16時の根室はすでに夕暮れの雰囲気。閉店している店も多く、あわや、夕食難民になるところでした。

(写真の上の方、肉眼でも白く見えるのが歯舞諸島だと思います)

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