今週の「思いつくまま・・」2019年1月14日(月)

2001年9月11日の大事件発生後、すぐに、テレビ画面にWARという文字が流されました。あとで思えば、待ってましたということだったのかも知れません。謎解き本がいろいろと出されていますが、変だなと思うことに対して、クリアな回答はありません。変だと思うことは変なままです。

街には、狂暴そうなドーベルマンを連れ、マシンガンの引き金に指をかけた迷彩服の兵士がいつの間にか、配備されました。自宅の近所の武器弾薬庫(普段は公民館みたいな施設でした)や、駅など、人の集まるところに重点的に配備されたようです。はっきり言って、怖かったです。

ソ連や、東側諸国の崩壊など、東西冷戦体制が集結し、東西ドイツの統合のように、生きているうちに実現するとは思わなかったことが現実になり、これで平和な世の中になるのかと、淡い期待を寄せましたが、そんなことはありませんでした。各国入り乱れて、相互に不信感を共有しているように思えるくらいです。

テキサス(ダラスだったと思います)の公民館で行われていたGunShowには、銃を持った普通の人たちが三々五々参集していました。銃の所持が許可されているのだから不思議はないのですが、隣にガンマニアが住んでいると思うと、安心して休めないように思いますが、逆みたいです。

冷戦の終結で、武器関係者は不安だったと思います。巨大な軍事産業とその関連産業や従業員にとって、平和は死活問題ということになります。9.11の前あたりが、冷戦終結後の内戦がひと段落して、一番武器や弾薬の使用量が少なかったのかも知れません。9.11が転機でした。

あとは、きっかけを待つだけ。待っても来ない時は、きっかけを作るだけという感じがします。専門家ではありませんが、湾岸戦争も、イラン・イラク戦争も、また、それまでのたくさんの戦争も、きっかけは単純なことだったように思います。日本もきっかけ作りのスケープゴートにならないよう祈っています。

(写真はブルックリンから、建て替えられたワールドトレードセンターの方向を撮ったものです)

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