１７年も前、９．１１が起こる前、アメリカの空港では、チェックインの際、二つの質問をされました。荷物は自分で詰めたか、誰かにものを入れるように頼まれなかったです。どちらもはっきりNOと言えば、問題なしですが、言い淀んだりすると、ややこしいことになる可能性がありました。
英語がわからないと思われると、主要言語が書いてある下敷きみたいなのが出してきて、日本語の部分を指さされます。慣れると、質問の際、ANYという単語が聞えると、自動的にNOと答えるようにし、わからない時は、常に荷物を見ていると自信を持って言うことで、トラブルなしでした。
９．１１の後、靴を脱げ、ベルトを取れ、パソコンの電源を入れろとか、全身をスキャンするなど、いろいろな方法でチェックをされることになりました。ランダムサンプリングで荷物の検査ということもありましたが、外国人と見える人は全員でした。ランダムではなかったようです。
長距離鉄道の駅でも、金属探知機はありました。東京でも、空港や、議員会館、一部の役所には設置されています。新幹線の駅になくて良いのかという話を聞きましたが、あの人数、あの本数では、全員検査などとても無理です。と思うと、怖くて、新幹線に乗れません。
日本は安全だから大丈夫と信じているので、安心して新幹線の中で爆睡できるのだと思います。丸の内で爆破事件のあった大学紛争のころや、オウム真理教事件などがあっても、局地的な話で留まりました。宗教紛争や、民族紛争など、多くのテロの原因に巻き込まれていないからという気がします。
真意はともかく、表面上は、世界中が平和と民主主義が第一と言っています。トランプ大統領も北朝鮮にはそう言っています。外から見れば挑発や差別と思われる発言や行動はNGです。セクハラと同じで、自分の判断ではありません。日本だけが特異な国になりたくないですね。
写真は、バンコック中心街の寺院です。爆破されたというニュースでビックリしました。