今週の「思いつくまま・・」2018年12月17日(月)

先週も沖縄が話題になっていました。辺野古の埋め立てが始まるということです。民主党政権時代に、一旦、方針が変わるという瞬間があったことで、余計にややこしくなっていますが、解決の兆しは見えないようです。普天間基地の前にある、宜野湾市役所で目の当たりにしたことです。

 

滑走路が市役所の庁舎に向かっています。滑走路の周りを宜野湾市の市域が取り囲んでいます。ちょうど、陸上競技のグラウンド、フィールドとトラックの関係のように見えます。こんなに近くにあるのだということを実感しました。テレビニュースの映像では、ここまでは見えませんでした。

 

沖縄返還から、あと少しで50年、ほぼ同時期に、日中国交回復、米中関係改善が行われ、沖縄が米軍の最先端としての価値を高めることになったのは皮肉なことだったように思います。日本でありながら、日本ではないという感じ、沖縄全体に言えることなのかもしれません。

 

そのころは、大学生になったころでした。世界中で盛んだった、いわゆる団塊世代が盛り上がった学生運動が下火になり、戦後秩序の破壊に向かったのがストップしつつある時代でした。その下の世代である我々の中では、すでに前提条件になってしまったのが、この時代でした。

 

平和と民主主義の教育を受け続けたことで、日中や、米中の関係改善で、一歩前進だと思いましたが、その後を思うと、火種を温存したままだったのかも知れません。ベルリンの壁が壊れ、ソ連がロシアになっても、平和と民主主義が近づいたわけではなく、むしろ、遠ざかっているようでした。

 

大きなことができるわけではありませんが、自分に何ができるかという自問自答だけは続けたいと思っています。福島原発の避難者から、東京のために、発電していたにと言われました。沖縄の問題も今に始まったことではありません。そんなに遠いところの話ではないと思っています。

 

写真は、いろいろな人が一緒に住んでいるNYです。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です