今週の「思いつくまま・・」2018年11月26日(月)

数年前、表参道の歩道に飾られた旗を見て、びっくりしました。最近、話題になった旭日旗でした。確か、明治神宮のお祭りの時期だったと思います。旭日旗をめぐっては、いろいろな問題があるようですが、戦前の日本軍を象徴すると思われているということなのでしょう。

海上自衛隊の艦船の旗として使われているなど、今でも現役とも言えますが、表参道に掲げたのは、日本万歳という感じだったのだと思います。明治維新150年で、明治時代礼賛が活発になった数年前の出来事ですが、平和と民主主義という雰囲気はしませんでした。

子供のころ、日教組の教員から、何度も何度も、教え込まれたわけではありません。日教組とは全く関係のない先生でした。それでも、卒業した年が戦後20年。平和と民主主義は、どんなことがあっても大事にしなければという気持ちにはなっていました。傷病兵も街で見かける時代でした。

今、いろいろな本とかを読むと、そうそう単純ではなく、様々な立場からの思惑もあったと思いますが、たばこのピースや、3回ともに短命でしたが、国鉄の特急愛称名が「平和」と名付けられることもありました。(最後が1962(昭和37)年だったと思います。)

戦後になって73年になります。その間、ソ連がロシアになったり、中国での革命や天安門事件などや、ベルリンの壁崩壊など、いろいろなことがありました。驚異的な高度成長を達成し、一時は、アメリカに次ぐ経済大国になった日本も、今は昔のことになりつつあります。

何も変えるなとは言いませんが、表参道という、最先端の街で見る旭日旗を見て、平和と民主主義は大丈夫かなと思ってしまいました。力を誇る日本ではなく、平和と民主主義の日本でいたいというのが本音です。何ができるかわかりませんが、あらためて、そう感じました。

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