今週の「思いつくまま・・」2018年11月19日(月)

JALのパイロットが、酒気帯びで逮捕されたというニュースから、いろいろな報道が続いています。自動運転をめぐる話題で盛り上がっているクルマよりずっと以前から、計器飛行や、自動操縦、場合によっては、リモコンやドローンと同じことができるとも言われていました。

映画、「ハッピーフライト」を見ると、すべて自動ではなく、機長、副機長の腕にかかっていることがはっきりとわかります。そう思うと、酒気帯びって、まずいだろうと思います。特に、日本人はアルコールに対する耐性が、欧米人より低い、つまり酔っ払いやすいと言われているので、余計です。

私は、アルコールに弱いので、今、泥酔することはありませんが、若気の至りでは書けないこともありました。アルコールが入っていると、気分が高揚し、たとえば、運転が上手になったと錯覚をしてしまい勝ちだということです。マニュアルシフトの時は、ラリーで走っているような気になるそうです。

アメリカでは、昔は、酒気帯びくらいでは、平気でクルマを運転していたようです。映画を見るとそういったシーンも出てきますし、20年前、ニューヨークではダメでしたが、酒気帯びだったら、許容範囲だという州もあり、ビールやワインを飲んだ同僚にクルマで送ってもらったことがあります。

クルマの場合、自分の運転する一台だけを考えると自己責任と言えないわけではありませんが、飛行機の場合はそうではありません。仕事の中には、医師とか、警察官、あるいは原発のオペレーターなど、一般の人より、厳格な自制心を求められる職業があります。

離陸前の羽田空港で、働く人たちやクルマを見ていて、こんなことを考えました。パイロットはそのかわりに、高い給与と誇りある職業がついてきていますが、そうではない職業もあります。簡単ではありませんが、すべての人が社会に役立つ仕事をしていると自負できる処遇が必要なのでしょう。

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