今週の「思いつくまま・・」2018年11月11日(月)

先週火曜日に、アメリカの中間選挙が行われ、開票結果が出ました。ニューヨークにいた7年間にも、大統領選挙2回あり、中間選挙も2回ありました。大統領選挙は、クリントンのあと、ゴアとブッシュの戦いになり、得票数で買ったゴアが、ブッシュに負けるという熱戦でした。

大統領の人気がないと、中間選挙で、所属政党が不振となるなど、バランスを取る形になっていると言われています。今回、下院議員選挙で負けたものの、過半数を握っていた上院で議席を増やしたということは、共和党の勝利、トランプ大統領再選の可能性が高くなったとみられています。

アメリカファーストの姿勢が続き、日本も含めた貿易相手国との力と力の戦いや、防衛予算、世界の警察から、巨大な軍事商人など、世界平和よりアメリカが大事ということが続くのではと思われています。都民ファーストもそうですが、力強く、わかりやすいので、勝ったとも言えます。

日本車も対象になっています。大昔、通産省に出向していた1980年代初め、自動車輸出168万台自主規制で決着し、その後は、アメリカでの現地生産が増えることになりました。その結果、値段も、アメリカ車とほぼ同じ水準で、性能とか、丈夫さを考えると、売れて当然という存在になっていました。

日本車の製造工場は、アメリカ各州からも誘致され、デトロイトではありませんでした。聖地デトロイトでは、工場の規模縮小や閉鎖があったのだと思います。日本車で潤っている地域と、感覚が違うのは当たり前かもしれません。輸入している日本車の値段も、現地生産並みの水準になっています。

厳密に比較していませんが、日本で売っているクルマの方が、アメリカで売っているクルマより安い場合もありました。日本車の努力で売っているというより、価格政策だったのかも知れません。クルマは趣向品ですから、好みの問題もあり、価格だけではありませんが、日本の立場、難しそうです。

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