今週の「思いつくまま・・」2018年7月30日(月)

電話文化で考えれば、電話帳は必要だということになるのですが、インターネットの普及、番号を覚える機能を使いやすい携帯電話やスマホの普及、LINEを始めとする、これまでと異なる仕組みの電話など、固定電話が通信手段の主役という時代が過ぎ去ったと思います。

そんな中、固定電話を持っている住宅や事業所だけに配り、固定電話を持っていないか、応答が困難か応答しない、公共施設や商業施設が掲載されていない電話帳(紙、インターネット)の役割は終わったと思います。でも、紙だから、ダメということではありません。

固定電話にかかわらず、すべての住宅や事業所に配り、生活支援メディア(地域とくらしの安心メディア)色を強めるために、防災タウンページを付録にすることと、固定電話を持っていない公共施設や商業施設のデータベースを積極的に収集することで、今までと違ったメディアをめざしました。

地元色を強めた表紙によるイメージチェンジ、クーポンや子育て支援冊子のように、見たくなるコンテンツをビニール袋の外側から見えるようにすることで、配達と同時に捨てられることや、次の配達時までビニール袋が開封されないタウンページが、確実に減少しています。

思いがけない評価をもらったりするケースも徐々に増えてきました。減収ストップは実現できませんでしたが、ひょっとすると、減収ストップとなって、紙、ネット、地図、データベースの組み合わせメディアとしての可能性のあるタウンページにはすることができました。

43年3か月間の、NTTグループでの仕事、途中に2年半の通産省出向(通商政策局中東室)、7年のNTTアメリカ勤務など、典型的ではない経験もし、最後の11年3社の社長として、いろいろとチャレンジしました。ほぼ満点だったと思います。みなさんのおかげです。ありがとうございました。

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