自分(の仕事)史 2020年11月9日(月)

(社長の手紙)⇒郵便ポスト

試行錯誤のひとつで、社長から全員に手紙を出すことにしました。すべて自筆は無理ですが、広報部で草稿を作り、社長にしっかり推敲してもらって出すことにしました。

社長の手紙に対する返事は大歓迎としたため、自分の言葉で書いた内容の多数の返事が舞い込むことになりました。まずは、社長に読んでもらうことにしました。

数が多いので、特筆すべき内容の手紙が全文を読んでもらうようにしたと記憶していますが、あと返事は、エッセンスを慎重にまとめた表にして読んでもらったと思います。

社長にも返事を出してもらおうと思い、返事のエッセンスを要素別に分類し、それぞれの要素ごとに返事の草稿を作り、それをつなげていくという方式で書くことにしました。

パソコンが普及していなかった、1988年ころのことです。みんなで、たくさんの短冊を作り、上手に接続詞を使うことで、自然に読める文章にできたのではと思っています。

大作業を行った効果があったのか、単なる担当者の自己満足ではなかったのではと思いながらのプロジェクトでしたが、何かやろうというパッションはあったと思います。

このような活動を行って、社内を盛り上げ、元気を出そうと努力をしましたが、残念ながら、1988年夏、リクルート事件が起こり、社内は大騒動になってしまいました。